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オリジナルBL小説をお披露目しちゃいます

   BV狂騒曲 ⑦(最終章)※例によって18禁っス🔞

第七章 それにしてもボクの紙袋はどこへいってしまったのかと思っていたら、階段の隅でぺちゃんこになっていた。 山岸とぶつかったはずみで階下に落ち、それを彼が知らずに踏んづけてしまったようだ。海斗を殴って興奮していたから、何も目に入らなかったん…

   BV狂騒曲 ⑥

第六章 休みが明けて登校すると、いつもしつこく擦り寄ってきた岩田がまったく寄りつかなくなっていた。 BVデーの告白タイムがさんざん妨害されて、いい加減にあきらめたのかな。ヤツのことなんてどうでもいいけど。 それよりも海斗だけど、こちらをちらち…

   BV狂騒曲 ⑤

第五章 翌日、九月二十九日は土曜日だが、バスケ部の練習は休みということで、竜崎がデートの待ち合わせに指定したのは隣町の繁華街、そこの通り沿いにある高砂屋デパートの正面玄関だった。 夏休みに於ける息子の変貌を一番喜んでくれたのはもちろん母さん…

   BV狂騒曲 ④

第四章 ようやく倉庫からはい出たボクはそれからいつもの駅前商店街にたどり着いたが、衝撃的な体験をしたせいで意識が朦朧としたまま、通りをフラフラとうろついた。 けっきょく海斗はボクと竜崎の関係をどう捉えているのか。 思い上がり&厚かましい&思い…

   BV狂騒曲 ③

第三章 それから数日経ったのちの出来事。 帰りのHRのあと、日直の仕事にいそしむボクに話しかけてきたのはフケ顔の岩田だった。この男、新学期になってから、やたらと親しげに寄ってくるのが薄気味悪い。話の内容はたわいのないことだけど、ボクの冷やや…

   BV狂騒曲 ②

第二章 夏休み序盤に味わった失恋、その痛手はしばらく続いた。食欲をなくすなんて、生まれて初めてのことだった。 毎日自宅で引きこもり状態になったボクはその日も朝から鬱々と考え事をしていた。多くを期待していたわけじゃない。ただ、ありがとうとだけ…

   BV狂騒曲 ①

第一章 ボクの通っている私立亜羅礼(あられ)学園高等学校には『BVデー』という、とんでもない慣習がある。 二月十四日の聖バレンタインデーといったら、最初に仕掛けたのはチョコレート会社だとか何とか言われているわりに、今では日本の風習にすっかり…

   BV狂騒曲 解説

引き続き学園物コメディ、今回は男子校が舞台です。その学校独自の♂♂バレンタインから発展する騒動というネタで、書いたのは十六年ぐらい前。オリジナルBL小説の中でもかなり初期のものです。新人賞投稿の成績はイマイチで、例によってα社がDクラス、他にも…