Welcome to MOUSOU World!

オリジナルBL小説をお披露目しちゃいます

❹背徳のカプリッチオ

川崎市内で起きた殺人事件の容疑者・樹神健吾を追う神奈川県警の刑事、安曇来人は健吾の正体に気づく。

   背徳のカプリッチオ ⑦(最終章)※18禁指定でお願いします🔞

第七章 過去と未来と よく晴れた日、久しぶりに見る「緑のお屋敷」別名「樹神御殿」は昔とちっとも変わっていなかった。 高くそびえる木立も、水滴を涼しげに振りまく噴水も、咲き乱れる花々も二十年近く前のあの頃と同じだった。 いや、屋根や壁がいくらか…

   背徳のカプリッチオ ⑥

第六章 急転直下 樹神の危惧が現実となり、オレは今、この場所にいる。時刻はたぶん、夜の十一時ぐらいのはずだ。 この場所で──恐らく新宿からほど近い、どこかの廃ビルの一室──目覚めたのはほんの数分前、クロロホルムを嗅がされたせいか、未だに頭がぼうっ…

   背徳のカプリッチオ ⑤

第五章 小鳥以外の友達 心を鬼にして、鉄の意志で捜査にあたるオレはその日も樹神を張り込んでいた。 今日の服装は黒いスーツにロイヤルブルーのワイシャツ、シルバーのネクタイにお決まりのサングラス……と、かなりド派手。 どう見ても先生に相応しくない、…

   背徳のカプリッチオ ④

第四章 緑屋敷の王子様 降り注ぐ太陽の光を受けて、キラキラと輝く緑の葉をつけた木々が林立する広い庭、白いカーテンのかかった黒枠の出窓に赤茶色のレンガ造りの大きな西洋館── あれ、何だっけ? 何て呼ばれていたんだっけ? うーん、ダメだ。 近所で「緑…

   背徳のカプリッチオ ③

第三章 セフレのアンディ 未だ容疑者を一人に絞り込めない状況の中、確固としたアリバイがない樹神への容疑は強くなる一方だった。 彼が食事を摂ったという横浜の店での証言は得られたが、帰宅時間から逆算して、店からいったん川崎の被害者宅へ向かい、横浜…

   背徳のカプリッチオ ②

第二章 遠い記憶 捜査状況を報告するため、その日のうちに捜査本部のある川崎署へ戻った。 午後十時からの捜査会議まで休憩を取っていたオレは自動販売機コーナー前のベンチに座ってぼんやりとしていた。中身の入った紙コップが手から落ちそうになり、慌てて…

   背徳のカプリッチオ ①

第一章 あいつは容疑者 「おっ、帰ってきたぞ。ヤツだ」 田ノ浦(たのうら)警部補の押し殺した声を耳にして、全身に緊張が走る。 横浜市港北区にある高級マンション脇の駐車場にて、張り込みを始めて三時間あまり。太陽がすっかり西に沈んでしまった今、よ…

   背徳のカプリッチオ 解説 ※小説の本文に多少の暴力表現を含む作品です⚠

オリジナルBL小説のお披露目、四作目にしてようやく「真のオリジナル」を公開することになりました。これまでのコロコロやジャンプにヒントを得たものではなく、イチから構築した作品です。しかしながら、キャラのイメージを具体化させるのは難しく、何とか…