Welcome to MOUSOU World!

オリジナルBL小説をお披露目しちゃいます

⓭Holy nightを御一緒に

㈱システムソリューションズの新入社員、椎名英は上司の吾妻穣二にしごかれる日々。そんな英を気にかけてくれるのは譲二の同期の榎並春人だった。ある日、英は大学時代の友人、天野伊織と再会する。

   Holy nightを御一緒に ⑩(最終章)※18禁その2🔞

第十章 聖なる夜に…… いつの間に積もっていたのか、入り口の隅にあった雪の塊に目をやったオレはそれが雪ではなく、花束だということに気づいた。真っ白なカスミ草の花束が白いリボンに包まれている。 どうしてこんなところに……? 紺碧の空から舞い落ちる雪…

   Holy nightを御一緒に ⑨

第九章 独りきりのクリスマス・イヴ 第二マシン室での結合テストが開始された。 久しぶりに会った吾妻さんは上機嫌で、派手なピンクのワイシャツの袖を捲り上げると、「よっしゃ、実機はどれだ?」と声を張り上げたため、その場にいた他の部署の人々がいっせ…

   Holy nightを御一緒に ⑧

第八章 カスミ草の想い 本社のハード担当者との打ち合わせの日になった。 その前日に出社してきた吾妻さんはいくらか吹っ切れたようで、以前と変わらない様子で仕事を進め、打ち合わせの準備を済ませた。 田辺さんと吾妻さん、山之内さん、オレの四人は午後…

   Holy nightを御一緒に ⑦

第七章 男と男のラブ・ゲーム 「椎名、ちょっといいか?」 「は、はい」 勤務中にいきなり呼ばれ、慌ててそちらに向かったオレが傍らに立つと、吾妻さんはチラリと見上げ、自分の机の上に広げた紙を見せながら説明を始めた。 「本社のハード屋の一覧だ。昨日…

   Holy nightを御一緒に ⑥

第六章 ブラッディ・イヤリング それから三十分後、オレの部屋にやって来た伊織に缶ビールを勧めて、オレたちは再会の祝い酒を酌み交わした。 卒業後のよもやま話というやつをひとしきり続けたあと、アルコールのお蔭で舌の滑りが良くなってきたオレは彼の恋…

   Holy nightを御一緒に ⑤

第五章 思わぬ再会 「ここに六時半でいいんだよな……」 横浜駅改札付近の円柱の前に立ったオレはさっきから何度も時計を気にしては、辺りを見回した。 あれから二週間近く経ち、ようやく実現した今夜のイベントに、はやる気持ちが抑えきれない。 オレは次にケ…

   Holy nightを御一緒に ④

第四章 凄腕のゲイ 「うっげぇ~、気分最悪」 週明けの月曜日の朝、最寄り駅までの道程を歩くオレの足取りは重かった。 会社で吾妻さんと顔を合わせるのはさすがに気恥ずかしいが、あれは事故だったと割り切るしかない。彼とはこの先しばらくは一緒のグルー…

   Holy nightを御一緒に ③ ※18禁その1🔞

第三章 身代わり夜伽 ここは……なんだ、オレの部屋か。 ベッドサイドに灯る小さなライトだけを頼りに、オレはゆっくりと、右から左へ重い頭を動かしてみた。 あれからどうやってマンションまで無事にたどり着いたのかおぼえていないが、こうして自分のベッド…

   Holy nightを御一緒に ②

第二章 歓迎会as合コン この会社には社員食堂がないため、昼食は弁当持参か、近くの店でランチタイムということになる。 持参したマグカップに緑茶を入れ、自分の席でコンビニの弁当を広げていると、榎並さんが声を掛けてきた。 「隣、いいかな?」 いつもは…

   Holy nightを御一緒に ①

第一章 新入社員の受難 入社して二ヶ月、配属になって一週間。環境に慣れてくるのと比例して疲れが出たのか、出社早々、大欠伸をしたオレに吾妻さんの雷が落ちた。 「こら、椎名。何だ、そのダレた態度は」 「あ、す、すいません」 首をすくめて恐縮のポーズ…

   Holy nightを御一緒に 解説

既存のオリジナルBL小説公開もとうとう十三作目、残すところ四作となりました。過去にγ社の新人賞応募で準入選(自作最高位)となった作品は現在、BL小説サイトに応募作として出しておりますので、今すぐこちらでの公開は出来ないため、正確には三作です。 …