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オリジナルBL小説をお披露目しちゃいます

⓬プロフェッサーHと学ぶBLの法則

神明大学理工学部の教授・羽鳥準一は研究室の学生、結城大に口説けるかどうかの対象にされて苛立つ日々。ところが、当の大が本気になったと言い出して……

   プロフェッサーHと学ぶBLの法則 ⑧(最終章)※18禁🔞

第八章 青いポインセチアの花言葉 翌朝、カーテンを開けると灰色の雲が空一面を覆っているのが見えた。 自転車に乗った騎士のお迎えはなく、私は松葉杖をついてタクシーで出勤した。 うんざりするような鬱陶しさは天気だけではない、私の心の中にも暗雲が広…

   プロフェッサーHと学ぶBLの法則 ⑦

第七章 女王陛下の騎士 日曜日・丸一日を部屋に引きこもって過ごした私はどんよりと沈んだ気持ちのまま、月曜の朝を迎えた。 いつもより一時間以上早く目が覚めたため、植物たちに声をかけながら水をやる。オタクっぽい所業だと笑われるだろうか。 「おはよ…

   プロフェッサーHと学ぶBLの法則 ⑥

第六章 皮肉な再会 週末の横浜駅はかなりの賑わいで、列車の車両から吐き出された人々が階段に押し寄せる有様はさながら津波、人波とはよく言ったものである。慣れない松葉杖をついた私は転ばないように注意しながら歩くものの、到着までにすっかり疲れてし…

   プロフェッサーHと学ぶBLの法則 ⑤

第五章 パンダと茄子とクリスマス 翌朝、再検査を終えてしばらくすると、退院のお許しが出た。何ともない、至って元気だから退院させてくれとゴリ押しした成果である。 さっさと職場復帰しなければ、学生たちに迷惑がかかる──なんて、休講になった方が彼らは…

   プロフェッサーHと学ぶBLの法則 ④

第四章 嫉妬と不覚 女よりも男の方が断然、嫉妬深いという説を聞いたことがあるけれど、ここまでしみじみと、また切実に感じるとは思ってもみなかった。 ここの学生会館の一階は食堂、二階のフロアは半分が学生協で、あとの半分は学生たちが自由に使える会議…

   プロフェッサーHと学ぶBLの法則 ③

第三章 天敵現る 三田洋(みた ひろし)と名乗る学生の訪問を受けたのは翌日のことだった。 講義も何もない、比較的楽なスケジュールなので、今のうちに実験のデータをパソコンに入力しておこうと思い立ち、ディスプレイとにらめっこをしていたところ、廊下…

   プロフェッサーHと学ぶBLの法則 ②

第二章 賭けの対象? 大学の学習制度を支配しているのは単位という考え方である。年間を通して受講する履修科目のうち、この科目は何単位と定められ、ジャンル毎に設定してある幾つかの科目の中から、決められた単位数を決められた期間で取得しなければなら…

   プロフェッサーHと学ぶBLの法則 ①

第一章 堅物教授vsドン・ファン学生 「先生、ねえ、羽鳥先生ってば」 二時限目の講義を終えて教室から出ようとすると、背後からやかましく話しかける声が耳をつんざいた。 「今からメシでしょ、学食行くんでしょ、お供しますよ」 白衣を翻して振り返り、銀縁…

   プロフェッサーHと学ぶBLの法則 解説

十二作目のタイトルは『プロフェッサーHと学ぶBLの法則』、先にBL投稿サイト「ポケットBLノベルクラブ」で公開した作品です。当サイトでは自作初のランキング1位を記録しました。三日天下で終わりそうだけどな。舞台は大学の研究室で❽『バンカラらぷそでぃ…